ホーム > 表面処理(目的・性能別検索) > 表面処理加工技術一覧 > セラミックスリーブライニング(耐摩耗セラミック二重管)
焼成したセラミックスリーブを配管内に挿入し専用の無収縮モルタル(緩衝材兼接着剤)で固定したセラミックス二重管です。
粉粒体気送ラインのベンド配管など配管内面の耐摩耗対策として優れた性能を発揮します。
バサルト(玄武岩を原料した溶融鋳造製品)や高クロム鋳鉄と比較しても圧倒的な耐摩耗性、耐薬品性を示します。
セラミック内管材質としては標準仕様のアルミナ92%以外にアルミナ99%、アルミナ-ジルコニア、窒化珪素中間材としては要求耐熱温度に合わせ常温用無収縮モルタル(250℃まで)、高温用無収縮モルタル(750℃まで)セラミックス・ペーパー(1000℃まで外管は標準仕様のSGP管の他に、ステンレス管や耐熱鋼管、FRP(軽量化+耐薬品仕様 FRPの場合はセラミックスリーブに直接積層成形します)をそれぞれ組み合わせることができます。
直管、ベンド管以外にも90°エルボ、45°エルボ、T字管、Y字管、レデューサーなども製作可能です。
接続管の呼び径20A~400Aまで 直管の最大製作長さは5.5mまで。
常温での製作となります。
非常に緻密な構造のファインセラミックスを内管材質に用いますので耐摩耗性が抜群に優れています。
めっきや溶射などに比べ、肉厚があります(5㎜~15㎜)非常に長寿命です。
ベンド管の曲率にあわせて、セラミックスリーブも成形、焼成します。継目や段差もほとんどなく、乱流を起こさずスムーズな搬送が可能です。
チップライニングで懸念されるような剥落の心配がありません。
穀物搬送用配管、石灰搬送用配管、アルミナ搬送用配管、リチウム搬送用配管。
外管を御支給頂いて製作することも可能です。
重量が配管単体に比べ増加しますので、取付にあたりサポート(補強)を必要とする場合があります。内径を接続管内径に合わせて製作します。外管は接続配管より一回り大きな径になります。
1ケ月から3か月