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「複合処理」マイクロディンプル処理®+重合反応薄膜フッ素系コーティング 表面処理加工技術紹介

「複合処理」マイクロディンプル処理®+重合反応薄膜フッ素系コーティング

加工技術の詳細

1,マイクロディンプル処理®は、金属系母材の表層に微細なディンプル状の凹形状を作ります。その上に、滑り性・非粘着性・撥水性に優れる重合反応薄膜フッ素系コーティングを行います。

2,これにより凹凸面でワークとの接触面積を減らして表面抵抗をさげつつ、薄膜で凹凸面に追従する反応系のフッ素コーテイングにより滑り性や離型、抜け性、グレードにより撥水効果が付与できます。

▼ イメージ
「複合処理」マイクロディンプル処理®+重合反応薄膜フッ素系コーティング_蒲田工業表面処理技術

▼ 「複合処理」下地マイクロディンプル処理®(MWグレード) +重合反応薄膜フッ素系コーティング 1μm以下
「複合処理」マイクロディンプル処理®+重合反応薄膜フッ素系コーティング_蒲田工業表面処理技術

補足 マイクロディンプル処理®は、目に見えないほど小さな粒子を母材の表面にぶつけ、凹凸をつける処理です。また、マイクロディンプル処理®自体は金属系母材の表面処理となるので母材との密着性を向上させます。
重合反応薄膜フッ素系コーティングは滑り性に優れていますが、樹脂系コーティングのため経年劣化で母材から剥がれるリスクがあります。マイクロディンプル処理®は、重合反応薄膜フッ素系コーティングの短所を補います。
これらの複合処理により、相乗効果を発揮。滑り性がさらに向上します。

優れた機能

滑り性、非粘着性、密着性、撥水性

離型性(非粘着性)検証動画

ステンレス板と複合処理した板に、それぞれロウソクを垂らして固まった蝋がきれいに取れるのか、お見せする動画です。
複合処理した板が離型性(非粘着性)に優れていることが分かります。


此れまでに、ご使用頂いた用途例

・半溶融樹脂の抜け性や滑り性が向上
・乾燥した粉体の付着抑制効果があがった
・樹脂金型のスプルブッシュの液切れが向上
・樹脂金型の製品の抜け性が向上
・充填ノズルの液の這い上がりを低減
・乾燥された粉体の付着を低減

耐熱温度

400℃まで

加工可能サイズ

1000*1000mm程度(形状などにより変動いたしますのでご相談ください)

処理温度

マイクロディンプル処理®は熱処理をかけません。
重合反応薄膜フッ素系コーティングは母材の材質により処理温度が異なります。お気軽にお問い合わせください。

納期

1個からでも対応できます。量産にも一部対応可能です。

マイクロディンプル処理®について

マイクロディンプル処理®は株式会社サーフテクノロジーの登録商標、特許技術です。
マイクロディンプル処理®のメディアは微粒子のため、母材の寸法変化がほぼなく、目的に合わせた基材表面に改質が可能で、「さらさら」な表面に仕上がります。
「複合処理」マイクロディンプル処理®+重合反応薄膜フッ素系コーティング_蒲田工業表面処理技術

食品関係・・・マイクロディンプル処理®
食品以外・・・WPC処理®
としております。投射するメディア種や投射距離など、ご使用用途のあわせてカスタマイズ化しておりますので、お気軽にお問い合わせください。