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セラミックコーティング 表面処理加工技術紹介

セラミックコーティング

加工技術の詳細

有機材料を含まずファインセラミックを原材料にコーティングです。
PTFE・PFOA・VOCを含まず、珪素(シリカSi)を主成分としています。
鉛筆硬度9Hで耐摩耗性に優れ、耐熱温度も標準グレードで450℃と高くフッ素樹脂コーティングでは持たない環境下においても使用できます。
食品衛生法に適合しており、有害ガスの発生もなく安全性に優れます。 標準グレードは電気絶縁性となりますが、帯電防止グレード(表面抵抗値10^6~10^7Ω)もご用意してます。
色はブラック、ホワイトをラインナップ(一部グレードによります)。
弊社では装飾コーティングとしてもご提案しております。

セラミックコーティング_蒲田工業表面処理技術

加工可能サイズ

2000×2000までは基本的に対応可能です。形状等により異なりますので、長物や大物は別途ご相談ください。

処理可能な重量

2t

処理温度

280℃~320℃

優れた特徴

優れた滑り性、非粘着性と耐摩耗性を両立している点が最大の特長です。
フッ素樹脂に比べ耐熱性、熱伝導性にも優れます。
耐薬品性、撥水性はフッ素樹脂に準じます。再コーティング可能です。
またフッ素樹脂コーティングが施されている母材は剥離して処理し、置き換える事ができます。(ただし、厚膜PFA等が処理されている場合、剥離できないこともありますので、ご相談ください)

○耐熱性 耐熱温度が450℃と高いため、ピザ等の高温製造品にもご使用することが可能です。

○非粘着性 菓子型で焼いた際にくっつかないのできれいな形で焼くことが可能です。

○熱伝導性 たこ焼型で焼いた際に熱伝導性に優れているため焼ける時間が短縮できます。

此れまでに、ご使用頂いた用途例

樹脂成型金型、半導体モールド金型、射出成型機ヘッド、歯車、軸受部品

母材

ほとんどの金属材料に対して処理可能です。

注意点(処理による欠点等)

耐薬品性はフッ素樹脂コーティングに準じますが、アルカリに対しては劣ります。膜厚は標準膜厚(10~40μm)仕上がりのみとなります。

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