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繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)をライニングする技術です。
FRP製のタンクや配管を補修するだけでなく、コンクリートやモルタルの腐食対策としても用いられます。
母材表面を洗浄、目荒らしした上で、ガラスマットをのせ、エポキシ系などの液状樹脂を含浸させていくハンドレイアップ工法が中心です。
大型函体の内面コーティングなどには、樹脂に繊維をあらかじめ混入させた上でスプレーガンを用いコーティングするフレークライニング工法を用いることもあります。
サイズの制約はほとんどありません。精密加工には不向きです。
常温での施工となります。
1)耐薬品性、耐蝕性、耐水性に優れる。
2)成形の自由度が高く、型による成形の可能。
3)軽量でありながら非常に高い強度を持つ。
タンク補修、配管、バルブ、接続部漏洩対策、コンクリートピット補修、ダクト、モルタルベース補修
多くの材質に処理可能です。コーティング後更に特殊塗装を施す事でより耐蝕性を高めることもできます。
含浸に用いる樹脂類にはVOCが含まれており、強い臭気があります。