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FCX coat Antonym 表面処理加工技術紹介

FCX coat Antonym(PFAS規制対策品)

加工技術の詳細

PFAS規制対策品「FCX coat Antonym」はすべてのフッ素樹脂コーティングの代替品になるコーティングではございませんが、通常のPTFE製品(例: フライパン、菓子型など)においては海外での実績が十分にあります。
2種類のグレードがあります。
「FCXA-002」と「FCXA-003」になります。

FCXA-003

※従来のFCXA-001の課題であった「耐久性」を高めた新グレードです。PFASフリーコーティングとなります。
非粘着性と離型性に優れており、テープの切断刃や高い精度が要求される機械部品などに適します。

硬度(鉛筆硬度) 5H
密着性 碁盤目セロテープ剥離 → 100/100
耐食性 塩水噴霧試験100h → 異常なし ※セラミック系となりますのでアルカリ系の耐食性はよくありません。
耐熱密着性 250℃/100h加熱後密着試験 → 100/100
ヒートショック性 250℃、30分加熱後、急水冷実施後密着試験 → 100/100
耐熱温度 250℃
焼成温度 260℃
膜厚 5~30μm
処理可能材質 金属系
色調 ライトシルバー
材質 シリコーン配合セラミックコーティング

※形状やサイズについてはコーティングが可能が都度確認させていただきますので、お問い合わせください。

処理面に水をかけました
FCX coat Antonym(PFAS規制対策品)

FCXA-002

食品関連の使用においては、通常のPTFEやPFAに代わるPFAS対策品として、FCXA-002が適していると考えられます。
この製品は耐熱温度250℃で、膜厚は30μm~50μm、鉛筆硬度は2H、色調はシルバーメタリックとなっています。
既存のPTFEと同等の離型性能を持つと思われます。
現在フッ素樹脂(テフロン)コーティングを使用している企業様は、ぜひ一度検討していただきたい製品です。

硬度(鉛筆硬度) 2H
密着性 碁盤目セロテープ剥離 → 100/100
耐食性 塩水噴霧試験100h → 異常なし ※セラミック系となりますのでアルカリ系の耐食性はよくありません。
耐熱密着性 250℃/100h加熱後密着試験 → 100/100
ヒートショック性 250℃、30分加熱後、急水冷実施後密着試験 → 100/100
耐熱温度 250℃
焼成温度 270℃
膜厚 20~50μm
処理可能材質 金属系
色調 シルバーメタリック
材質 SiO2

※形状やサイズについてはコーティングが可能が都度確認させていただきますので、お問い合わせください。

FCX coat Antonym(PFAS規制対策品)