ホーム > お困りごと解決事例 > 配管ラインの摩耗箇所へ―セラミックで長寿命化・メンテナンスの軽減
石灰製造会社様より、粉体及びスラリーの輸送配管の摩耗による交換作業を減らしたいとのご相談をいただきました。
お客様の抱える課題まず、比較的に安価なアルミナセラミックスのチップを配管内部に接着する方法を提案しました。しかし、チップ剥離・脱落による異物混入や早期摩耗の可能性と、ご使用の配管サイズが多様なことから、小口径の配管は製作不可という理由で断念することとなりました。
そこで、新たにセラミックス内管+中間材+外管の一体構造のセラミックス二重管を提案しました。
本製品は九州セラミックス工業株式会社様の製品となります。
イニシャルコストを抑えるため、特に摩耗する箇所に限定してテストを兼ねた提案を採用いただきました。その結果、80A~200Aのベンド管8本を納入しました。
○納入までの流れ
仕様打ち合せ⇒材質検討・決定⇒見積提出⇒ご発注⇒お客様の方で母材を製作(蒲田工業での製作も可能)⇒ご支給後約30日間で納入
ほとんど摩耗する事が無くなりました。異物混入、運転停止の問題も解決したことにより、安定操業を可能にする事ができました。
2004年12月に納入いただいてから、現在までノーメンテナンスです。毎年掛かっていたメンテナンス費用を削減する事ができました。
蒲田工業では、セラミックパテライニング、セラミックチップライニング、セラミックビーズをゴムホースに焼付けした製品など、幅広い製品の扱いがございます。
製品のご提供のみならず、今回の耐摩耗処理のほか、豊富な知識・経験・技術をもとに、お客様に最適なアドバイスやご提案をいたします。
下記のようなご検討事項・お困り事がございましたら、ぜひご相談下さい。