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Customer お客様取材記

ホッティーポリマー株式会社 様

蒲田工業さんは専門の部隊がしっかりとしており短納期での要望にも快く対応して頂き、安心して任せられました。

ホッティーポリマー様について

ホッティーポリマー様の会社概要についてお聞かせ下さい。
(御社の特徴、特色、現在注力されている取り組みなど)

1948年の創業当初より高機能ゴムや樹脂の押出し製品の製造販売を中心に事業を拡大してまいりました。長年に渡りゴムやシリコーンなどの研究・開発を行い、建材や自動車の分野を中心に高機能部品を高技術・高品質でご提供し、その時代にあった様々なお客様のニーズに挑戦し新たな製品を生み出しております。
また1998年の樹脂押出し製品を製造し始めたことがきっかけで多色複合押出製品、メタルインサート製品、ジョイントプレス加工、成形品など様々な商品の開発にも積極的に取り組んでまいりました。

ホッティーポリマー様が3Dプリンターで製品を開発・販売するに至った経緯を教えて下さい。
ホッティーポリマー様の訪問記の様子

デジタル化への時代の変化に対応するためです。2019年より3Dプリンター事業を本格始動しフィラメントの開発を進めてまいりました。2021年11月に埼玉久喜工場にて3Dプリンターのショールームを開設。その規模は、100㎡と関東最大級になります。またこちらで受託加工・出力サービスも行っているため、ショールームだけでなく生産の現場としても活用しています。
当社の最大の強みは、目的に応じた素材となるフィラメントを原料から開発し、様々な性質のフィラメントで製造まで行っていることです。さらにオリジナルの3Dプリンターを開発し、より素材を生かした造形が出来るようになりました。3Dプリンターで製造する製品は、今までの量産とは異なり多品種少量向けに付加価値のあるものをお客様ご提供しております。

ホッティーポリマー様の製品の特徴を教えて下さい。

2020年に導入した世界初のシリコーン100%の3Dプリンターを使用することで、引張強度や伸びなど金型成形品と同様の造形が可能になりました。純正ではない原料で製造している他社との品質とは全く異なるという点で、弊社の製品は耐薬品、耐熱にも優れていることが特徴だと思います。
また国内で弊社よりも3Dプリンターの機械の種類を取り揃えている会社様は他にないと思います。そのため3Dプリンターの選定から、加工、造形の種類を総合的に組み合わせて最適なお客様のニーズに合わせた製品をご提案できることも弊社の強みの一つだと考えています。

経営企画室室長 兼 技術部 田鍋部長様はどのようなお仕事をされていますでしょうか。

3Dプリンターでの研究・開発が主な仕事です。本格的に事業が始まり1年経ちますが、既に従来のメンバーだけでは人員不足になってきたため、スタッフの補充を行いました。今後DXやデジタル化が進むことで3Dプリンターでの需要がさらに増えてくると思います。

導入の背景について

3Dプリンターのショールームの中にクリーンブースを検討されておりましたが、施工前どのような課題をお持ちでしたか。

久喜工場にショールームの建設を検討するに当たり一部クリーン環境の構築を検討しておりました。3Dプリンターで医療分野における製品を製造するためゴミやホコリなどの異物混入対策ができる高品質なクリーンブースが求められていました。

相談から工事背景について

蒲田工業をお選びいただいた決め手は何でしょうか?

1.毎回展示会に出展しているためクリーンブースを拝見していたこと
2.安心して任せられる対応力

蒲田工業さんも弊社も展示会に毎回出展していたため、蒲田工業さんを知っていましたし、クリーンブースを設計施工していることも知っていました。クリーンブースを展示会で拝見したときに品質の良さと美観性に惹かれ蒲田工業さんにお願いしました。また、蒲田工業さんは積極的に色々前向きに取り組んでいるイメージが有りました。仕事を依頼しても対応が悪い会社様が多い中蒲田工業さんは専門の部隊がしっかりとしており短納期での要望にも快く対応して頂き、安心して任せられました。

現状と効果について

蒲田工業の提案はどのようなもので、導入しての効果はいかがでしょうか。

1.仕様などニーズを満たした高清浄度クラスのクリーンブース
2.お客様へ信頼・安心できる品質をご提供

建設中のショールームの高さや大きさが決まった段階で、現調に来て頂き、3Dプリンターが入るサイズでブースの大きさなど細かい仕様まで決めていきました。医療業界のお客様がどのような環境で製品を製造されているのかショールームに見学に来られた際に、高い評価を頂けています。特に受託加工のお客様からはデータを貰い製品を製造していくためどのような環境で行うのかは非常に気になると思います。
清浄度クラス1,000といった高清浄度クラス(※1)なため、お客様からの信頼も厚く、クリーンブース内であれば自身が発塵しない限りはホコリなどの異物混入を防げるため安心して作業を行うことができます。
(※1 一般的に異物混入対策で求められる清浄度クラスは100,000程度です。)

高清浄度クラスのクリーンブース
高清浄度クラスのクリーンブース
担当の山田の対応についてはいかがでしょうか。

山田さんの対応はとても良かったです。
他の建設中の業者様との兼ね合いを見ながら段取りよくクリーンブースも短納期で導入いただきました。特に導入後、運用について色々と相談させていただきました。実際に製造を行うにあたりクリーンな環境で行う場合とそうでなくてもいい場合があります。クリーン環境を維持管理するにはランニングコストがかかってしまうため省エネ対策としてクリーンブースを使わないときは電源を切っておくなどした運用の仕方についてご提案を頂き大変助かりました。

今後の展開

蒲田工業への今後のご要望がございましたらお聞かせください。
ホッティーポリマー様の訪問記の様子

医療分野でのニーズが多く今後より需要が増えてきたらブースの拡張もしくはクリーンルームの施工を検討したいと考えております。お話が進んだら是非また良いご提案を頂ければと思います。


ホッティーポリマー株式会社ホームページ

貴重なお話、本当にありがとうございました。