ホーム > お困りごと解決事例 > 粉体袋詰め工程の生産性向上に―合理的な粉体のハンドリングを実現!
製品を出荷する際の搬送ライン上における、袋詰め工程に関する事例です。
粉体製品の袋詰めに使用するホッパー内で詰まりが発生してしまうとお困りでした。
お客様の現場では、粉体製品が受け入れホッパーからフレキシブルスクリューコンベヤで高さ約4mまで搬送され、その下の袋詰め・仕分け工程へ移動します。
そこで作業者が仕分け・袋詰めを行い、製品として出荷される流れとなっていました。
○既設装置
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従来のスプリング式から、吸引しながら二次的に空気を送り込む吸引方式で搬送するシステムへの変更を提案しました。
吸引方式のメリットご採用いただく前に、お客様の希望に沿った効果が発揮されるか、下記の項目を検証しました。
お客様の製品をお預かりし、ご要求の生産量に応じた機種の選定とテストを行います。
さらに、工場の湿気や気温などの環境に応じた対策も検討いたしました。
今回は、バキュームコンベヤ・エアレーションホッパーを使用した複合的な装置への変更と改善を提案しました。
吸引搬送(バキュームコンベヤ) | ![]() |
スプリングを取り外し、食品対応の樹脂ホースへ変更 真空ポンプと高圧ブロアの設置 フィルターの設置(目詰まり防止) 既設シーケンサーの変更 配管、バルブ類、備品の設置 | |
エアレーションホッパー | |
既設ホッパー下部を切断後入れ替えでの設置(溶接) 低圧コンプレッサー設置 配管、バルブ類、備品の設置 |
ご採用前に製品をお預かりしテストを重ねた事で、設置後のライン本稼働もスムーズに進み、問題なく運用できました。
結果として、生産性の向上とメンテナンスの低減を実現し、食品衛生準拠による安心感にも繋がりました。
今回導入した装置はメーカー保証期間(1年)を経過しましたが、周辺のパッキンやホース等、消耗品は蒲田工業が提供しています。
また、生産性向上による装置の能力向上に関する見直し・軽微な不具合や点検などのご相談もいただいております。
蒲田工業では独自のネットワーク網を活用し、迅速かつ的確に問題点を検証し、お客様のお困り事を解決してまいります。