ホーム > お困りごと解決事例 > 流体摩耗で困っている箇所にダイクロン処理で解決!
機械メーカー様より、洗浄ラインのノズル(鋳物φ50×300L)の内面に流体の圧力負荷がかかり、摩耗して困っているとご相談をいただきました。
お客様の抱える課題
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密着性と耐エロージョン性に優れたダイクロン処理を提案しました。
解決のポイント従来は3ヶ月から半年で流体が漏れ、ノズルを交換していましたが、新しい処理により1年以上経過しても漏れが発生せず、メンテナンスフリーを実現しました。
さらに寿命を延ばすため、鋳物とSUS材にダイクロン処理をテストした結果、SUS材の方が密着度が高まったことによりノズルの材質を変更しました。
テスト結果から、寿命は2~3年以上延長できると考えられます。
ダイクロンはアルミにも直接施すことができ、耐摩耗性・密着性・滑り性・離型性の面でさまざまな課題を解決してきた実績があります。ぜひご相談ください。
蒲田工業では、豊富な処理実績をもとに最適な表面処理をご提案致します。
生産設備や各種装置の改善に力を発揮します。特に食品機械や包装機、印刷機械に関して豊富な経験と改善実績を持っています。
得意とする表面処理技術を活かした改善では大きな効果をあげ、幾度となくお客様から感謝の言葉を頂いています。
*用語説明
キャビテーションとエロージョン高速で流れる流体中の圧力の低い部分が気化して、非常に短い時間で蒸気のポケット(キャビティ)が生まれ、非常に短い時間でつぶれて消滅する現象の事をキャビテーションと呼びます。液相が急に気相になるという事は、水中で小さな爆発が起こっているのと同じ事です。キャビティ崩壊の際に、瞬間的に非常に高い圧力が発生し、これが流体機器の表面にへこみや傷をつけます。流体の繰り返し衝突により表面材料が機械的に損傷を受け、その一部が離脱していく現象をエロージョンと呼びます。