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排水処理施設への運転管理アドバイス

お客様のお困り事  HB-13

排水処理施設内の余剰汚泥処理について脱水機設備で、薬剤を使用し余剰活性汚泥を凝集、ろ布式脱水機で脱水、産業廃棄物として業者に引取り委託し廃棄処理されていました。
その脱水汚泥ケーキの水分率が高く、脱水汚泥ケーキの重量が重くなり産業廃棄物処分費用もかかりお困りでした。(産業廃棄物処理業者が引取り時に容積・重量にて金額積算)

① 排水処理施設運転管理状況が良くない、また排水原水水質変動による活性汚泥の活性不良
(活性汚泥の活性不良時には、汚泥の膨化などによって脱水汚泥の量が増える)
② 脱水汚泥凝集用薬剤の凝集反応不足による脱水機の能力低下   (脱水汚泥の水分率が高くなるため重量が増加する)
③ 脱水汚泥ケーキの廃棄量が増えるため、産業廃棄物処理費の増加。
  (産業廃棄物処理業者引取り費用、1m3/ton/\30,000~\50,000)

脱水機による汚泥の脱水処理

脱水ケーキ

蒲田工業からのご提案内容

排水処理施設運転管理のアドバイスを行い、活性汚泥を活性化させ良質な活性汚泥育成及び放流水の水質安定化を図りました。
また、薬剤メーカー様にサンプリング汚泥を送り凝集反応テストを実施し、お客様の排水処理場でも凝集反応テストを実施し、確認いただきました。その上で、現状での最適反応薬剤をコスト計算も含めて選定し、最適な薬剤の提案と運転管理をご提案しました。

ポイント

① PH確認、各曝気槽DO管理、原水負荷による適切な栄養指導などの運転管理アドバイス
② 薬剤メーカー様での凝集反応テストの実施
 PAC、ポリ鉄、(*注1) 高分子凝集剤より選定)テスト結果にて、最適薬剤の選定。(薬剤添加量・薬剤コストの削減)
③ 脱水汚泥ケーキの水分率低下による産業廃棄物処理費の低減

※注1... PAC=ポリ塩化アルミニウム  ポリ鉄;ポリ硫酸第二鉄 =凝集剤の種類

エコバイオシステムをご覧下さい

解決した内容、お客様の声

排水処理施設運転管理のアドバイスにより適正薬剤投入後、従来と比べて薬剤の投入量が1/2に削減され、薬剤コストも1/4に削減されました。(ポリ鉄からPACに変更)
また、この適正な薬剤の投入により脱水効率が良くなり、廃棄処理の汚泥ケーキの水分率が低下できました。このため産業廃棄物の重量を2/3に低減でき、産業廃棄物処理費用も2/3削減できました。

蒲田工業がご提供できる価値

蒲田工業は、環境問題への取り組みとして、排水処理施設においてお客様の設備の状況にあった専門的なアドバイスご提案を行っております。
設備の状況の調査、排水原水の分析、排水処理施設の能力設計計算・容積設計を行い、微生物製剤・バクテリア製剤のご提案から処理施設の改善工事・新設工事まで幅広く手がけております。
排水処理施設の改善による施設内の臭気の削減、BOD・COD・SS・N-ヘキサンの削減を実施、ひいては排水の浄化により海や川の水質維持に貢献しています。

営業パーソンの紹介  エンジニアリング事業部   村上 善法

排水処理のプロフェッショナルです。 お客様の設備に合わせて、排水処理施設の設計計算などによる改善工事・新設工事を提案、自ら施工管理も行ないトータル的にサポートさせていただいております。 その専門性や的確なソリューションにより、ご相談いただいたお客様からの信頼は絶大です。

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省エネ設備の新規導入/更新工事

蒲田工業は、省エネ課題の解決につながる様々な製品・アイデアをご提案します。
提案から施工・メンテナンスまでワンストップで対応します。
→ https://www.kamata.co.jp/html/solution_map/facility/renewal.html

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