ホーム > お困りごと解決事例 > 粉体摩耗で困っている箇所をダイクロン処理で解決!
金属配管の摩耗に関する事例です。
粉体樹脂を金属配管で空送しているため、配管の内面が早期的に摩耗してしまうとのことでした。特に角度がついた45°、90°のベンド管や、2方向へ広がるチーズ管の突き当り部分の摩耗が著しく、定期的な金属配管の交換を余儀なくされていました。
※ベンド(角度がかわるところ)部分に空送している製品が必ず接触するため、金属でも削れて摩耗が発生します。
硬質で耐摩耗性に優れたダイクロン処理をご提案しました。
従来の硬質クロムめっきよりも表面がHV1000前後と硬く、密着性にも優れている新しい表面処理です。摩耗箇所を部分的に処理する事で定期交換による材料コストを抑えることができます。納期は約1週間です。
今まで定期的に配管本体を交換していた手間がなくなりました。
以前は3ヶ月に1回のスパンでテスト的なセラミック溶射を行っていましたが、2年間ほとんど摩耗なしという成果が出ております。想像以上の長寿命のため、他の配管の内面は勿論、バルブの内面やケーシング内面など、摩耗しそうな、あるいは摩耗しているあらゆる箇所へのトライアルを現在も行っております。
蒲田工業では豊富な処理実績から最適な表面処理をご提案致します。
プレイングマネージャーとして神奈川営業所を引っ張りながら、自らも担当を持ち営業活動を行っています。複合的な工事や省力機器の開発など難度の高い課題を数多く解決してきました。
「壁は高いほど登り甲斐がある!」と考える熱血漢です。(この事例は前任の富士営業所在籍時に担当したものです。)