ホーム > お困りごと解決事例 > 標準品の樹脂搬送ベルト―精密加工を加えて不可能を可能に!
製品をラップ包装する際、ラップをウレタン(樹脂)ベルトで挟んで適正なテンションを掛けて包装する個所で、ベルトが原因でラップが破れたり、スリップしたりで上手く包装できずお困りでした。
①ベルト表面の凹凸が少ないとスリップをして正規な包装ができない。
②通常硬度のウレタンベルトで布目付表面を使用すると、摩擦係数が高すぎベルトに捲き付いてラップを破ってしまう。
③高硬度のウレタンベルトで布目付表面を使用すると、ラップに傷を付けてしまう。
ウレタンベルトの標準品ではどこのメーカーでも使用用途に合うものがないため、ラップとの離れの良さとスリップを起さない高硬度のウレタンベルトで布目付表面ベルト(NLGベルトのGUTWタイプ)を使用し、破れ・傷防止は表面の鋭利な突起を研磨することをご提案しました。
ポイント
①ベルト表面の形状と硬さでスリップと捲き付きがないタイプの選定 ②破れ・傷防止は表面研磨加工を行う ③研磨取りしろは、サンプルを提出しテストをして頂き決定する ④研磨は1/100mm単位で仕上げ均一に行う |
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標準品のウレタンベルトで探してもどこにもなく、表面研磨加工を施しお客様のご使用用途にあった製品をお入れすることができました。
また、蒲田工業の設備でベルト表面研磨機を所有していることで研磨取りしろ6/100mmで加工し、10000本以上の製品を加工し出荷させて頂いていますが不良品は皆無です。
お客様からは「加工精度が高く、包装機をご使用のお客様からのクレームで今まで頭を悩まし続けた問題が一つ解決できた」とのお言葉を頂きました。
標準品のベルトでは使用用途に合わない場合、より機能を発揮する表面加工や桟・ガイド加工を提供いたします。 また、経験や知識の豊富な営業マンがおりますので、ベルト(搬送用・伝導用)の選定のお手伝いや現場エンドレスの作業員もおりますのでお気軽に声をお掛け下さい。
お客様からフットサルに誘って頂けるほど好かれるタイプの営業マン。セットメーカー様をメーンに担当し、樹脂加工品・成型品を得意としています。お客様と一緒に問題を解決しながら製品の開発を目指しています。