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駆動用ベルトの張力管理と、調整作業時間の短縮に

【音波式ベルト張力計】

お客様のお困り事  FB-11

産業機械装置メーカー様で、各々のパートにタイミングベルトや平ベルト、Vベルトと多数の駆動ベルトを使用されていました。納入先で本稼働すると、取り付けたベルトの中に寿命が短いものがあり操業に支障をきたしてしまうため、これを何とか改善したい。また、ベルト張力調整の作業時間を短縮できないか、とのご相談を頂きました。

問題点

ベルト取付け時、張力の管理と調整はベルト寿命に大きく影響します。


① ベルトのトラブルをさけるため、だれが作業しても適正張力で正確に調整をしたい。

② ベルト張力を具体的な数値で管理をして、納入先の安定操業につなげたい。

③ 取り付けベルトの本数が多いため、張力調整作業に掛かる時間を短縮したい。

蒲田工業からのご提案内容

音波式張力計(型式;U-507)を使用することで、調整作業が正確にしかも短時間で行なうことが可能です。張力数値の確認や保存もでき、ベルト診断にも利用できす。

従来から蒲田工業では、現場でベルト取り付けの他、ご要望に応じてこの音波張力計で点検と調整を行なっています。ベルトの寿命延長に貢献して、お客様に好評をいただいています。

 *今回は販売に伴い、実際の現場で張力調整を行い、測定方法や診断方法の説明を蒲田工業が行なうことにしました。

ポイント
① 誰が行なっても適正張力で正確に調整ができ、駆動ベルトの寿命のばらつきを無くす。

② 張力調整の時間を短縮できます。

③ 騒音の環境下でも影響を受けず正確に測定する事ができます。

④ 具体的に数値での測定と管理が可能です。もし、ベルトに不具合が発生しても原因の追及が容易です。

 ※オプションになりますがパソコンに接続しデータの保存や加工処理することも可能です。

⑤ 高性能・コンパクトで扱いやすく、その上、低価格です。

ベルトメンテナンス部門についてはこちらをご覧ください

補足説明

*駆動ベルト張力の測定原理

プーリ間に張られたベルトに衝撃を加えると、高周波成分や衝撃成分を含む不規則な波形へ移行します。その振動は短時間で減衰するため、高次数成分の振動の発生などと併せて、これまで基本波形の周期を捕えることはとても困難でした。しかしマイクロコンピュータを駆使した振動周波数を捕える独自のデータ処理の開発によってこれを実現。プログラムに組み込まれた演算式により正確な張力を表示します。 [ 特許:1931781 ]

解決した内容、お客様の声

納入先での安定操業の妨げになる要因が1つ解決しました。駆動ベルトの適正な張力の調整が短時間で済むようになり、個人差によるばらつきがなくなりました。

データとして記録に残せるため、不都合が発生しても原因の追及が容易になりました。 また、定期点検の際の目安にもなります。

蒲田工業がご提供できる価値

蒲田工業では静岡県富士市にベルトメンテナンス部門があり、現場でのエンドレスや点検、ベルト加工、販売を行なっています。

販売や現場エンドレスを行なうだけでなく、ご要望によりベルトの選定・音波張力計を用い調整や張力測定診断等を総合的に行い、お客様のラインを止めない!をモットーとして、改善のご提案も含めて、より安定操業に貢献します。

営業マンの紹介   開発部 中山裕由

富士営業所での長年の営業経験を活かし、現在は開発部で全国から寄せられる様々な「お困りごと」解決に邁進しています。メールや電話によるお問い合わせから的確にポイントを掴み、表面処理技術を軸にこれまで培ってきた商品知識を基に最適な解決策を提案します。(この事例は前任の富士営業所在籍時に担当したものです。)

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