ホーム > お困りごと解決事例 >テフロンテープに変わる「滑り性」と「耐摩耗性」を兼ね揃えた表面処理
軟包装材(パッケージ)の製造会社様での事例です。製品を搬送するための加工機の搬送ガイドに貼られているテフロンテープが、製品に付着したり、貼り替えの手間がかかることでお困りでした。いくつかの表面処理方法を試してみたところ、以下のような問題点が発生しました。
問題点ブラスト処理の上に追加でDLC処理のご提案をしました。DLC処理は、滑り性と耐摩耗性に優れた表面処理です。非常に硬く、摩擦係数が低いため(フッ素樹脂と同程度)、フィルムをスムーズに搬送できます。また、耐久性が高いため、長期間に渡り滑り性が持続します。DLC処理でお客様の問題を解決できるよう、テスト機への実装・試験を繰り返し、本設備にも導入していただきました。
→DLCの詳細はこちらをご覧ください
ブラスト処理の上にDLC処理をしたことで、製品のフィルムがスムーズに搬送され、また、高い耐久性による貼り替えメンテナンス作業を軽減することができました。様々な問題を解決できるよう1年近くテスト・試験を繰り返しましたが、お客様のご協力もあって、無事に本設備へ導入することができました。
お客様の声 テフロンテープと比べて高価な表面処理になりましたが、ランニングコストと貼り替えるメンテンナンス工数、製品への付着などの問題を考えると、非常に意味のある内容で、大変満足しています。
蒲田工業では、各営業所に表面処理のアドバイザーを配しております。
加工工程や搬送工程における部品の早期摩耗や製品の不良発生に対してダイクロン、ブラストロンを始めとした表面処理でお客様の歩留り改善・メンテンナンスフリーのお手伝いをしております。
なお、母材の製作も承っております。あらゆる金属素材が可能です。ご相談ください。
生産設備や各種装置の改善に力を発揮します。特に食品機械や包装機、印刷機械に関して豊富な経験と改善実績を持っています。
得意とする表面処理技術を活かした改善では大きな効果をあげ、幾度となくお客様から感謝の言葉を頂いています。