安全かつ清掃の作業性向上に―地下タンクFRPライニング

原料地下タンクの内面を清掃する際、工場水圧で洗浄をされていたが、汚れの落ちが悪く、洗浄が困難であるという問題を抱えていらっしゃいました。また、原料が酸系のため既存の樹脂塗料コーティングが剥離しやすく、その場合下地のコンクリートが腐食してしまう問題もありました。

一般的に高圧洗浄機を使用すると、圧力がかかりすぎて樹脂塗料が剥離してしまう。
洗浄するのにかなり時間がかかってしまう。（2時間強）
※清掃を怠ると、地下のピットタンクが硫化水素などにより腐食・老朽化してしまいます。放置しておくとそこから危険物の漏洩が起こり、深刻な環境問題の発生となることがあります。

強度があり耐酸性があるFRPライニング（Fiber-Reinforced-Plastic;強化プラスチック）をすることをご提案。
樹脂やガラスマット等を使用したFRPライニングは、耐水性・耐薬品性・耐酸性に優れており、錆や腐食からコンクリートや鋼材を守ります。

今回はＨＬ工法にて施工いたしました。
＊ケレン（クリーニング）→乾燥→凸凹部パテ補修→プライマー塗布→FRPライニング→トップコート

施工も問題なく、酸による侵食も見受けられませんでした。また、高圧洗浄機を使用することにより、洗浄時間が1時間以内に短縮できました。

今回はFRPの特性を生かしたライニングのご提案ですが、FRPを使用した配管の製作やタンクそのものの製作なども行っております。耐蝕が必要とされる配管や容器などでお困りの際は、一度お問合せください。一品一様にて製作を承ります。

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※お問い合わせの際は「事例番号」をお伝え下さい。

プレイングマネージャーとして神奈川営業所を引っ張りながら、自らも担当を持ち営業活動を行っています。複合的な工事や省力機器の開発など難度の高い課題を数多く解決してきました。
「壁は高いほど登り甲斐がある！」と考える熱血漢です。（この事例は前任の富士営業所在籍時に担当したものです。）

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