表面処理の事例

ペットボトルの搬送ライン-製品転倒トラブルを解消する特製ガイドプレート

お客様のお困りごと   FB-47

飲料会社様でのペットボトル搬送工程における事例です。近年ボトルの形状が複雑化、多様化しており、コンベアのガイドプレートに引っ掛かり、転倒してしまうことにお悩みでした。

お客様の抱える課題
  • コンベアの速度は落としたくない。
  • 以前からコンベアのガイドは材質、形状の見直しを行ってきた。ステンレス製から、滑り性を強化した超高分子ポリエチレンに変更してきたが、ボトル転倒トラブルは発生してしまう。
  • ペットボトルのデザインが多様化し、重量バランスがあまり良くない形状のボトルも生み出されている。
  • フッ素樹脂テープや敷居スベリを貼ると一時的に問題が解消することもあるが、すぐに摩耗してしまう。

蒲田工業からのご提案内容

ガイドの表面にV溝加工を施し、接触面積を減らすことで同種のトラブルを解消したという情報を得たので、お客様に提案しました。加工用の母材も超高分子ポリエチレンの中でも滑り性、耐久性に定評のある素材を選定しました。

解決のポイント
  • V溝の深さやピッチの最適解を見つけ出すために複数のタイプを試作。
  • 正式採用された際にご注文しやすいようにCAD図を提出。
  • 加工機の制約、取付け時の取り回しを考慮しガイドは2mの長さで製作。

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V溝加工の図面

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解決した内容、お客様の声

敷居スベリを貼るような一時的な対応ではなく、恒久対策が出来た。

お客様の声

ボトル転倒トラブルが減り、ライン稼働率、歩留りも向上した。ボトル倒れが心配されるパートには採用していきたい。

蒲田工業がご提供できる価値

蒲田工業では現場で生じる「滑らせたい」、「摩耗に強くしたい」、「くっ付かないようにしたい」といった問題に対し、めっき・樹脂コーティング、ライニング、素材の変更、形状の工夫など様々な角度から最適なご提案を致します。

事例番号

FB-47
※お問い合わせの際は「事例番号」をお伝え下さい。

営業パーソンの紹介  静岡西営業所 中嶋康介

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実績と経験を活かし、レベルの高い営業力で所内でも信頼度はNo.1。 現場密着型のスタイルで、お困りごとをお客様と一緒に解決し、問い合わせに対しても常に全力で対応する事を柱としています。

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