ビニール式から改善!
塗装工程の異物付着防止に[樹脂加工]
使用製品 | 設置場所の環境 |
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目的
樹脂加工品の塗装工程において異物混入を防止したい。
- コーティング時に周囲のゴミ・ホコリ等が付着して不良品となってしまう。
- 作業環境の改善で、大幅な不良削減が可能であると判断。
仕様・施工
コーティングブース・部品の供給装置全体をアルミフレーム式クリーンルームとして囲い、クリーン化。
- これまでの異物付着の状況から、清浄度クラス1000の環境をご要望。
- 気密性の高いアルミフレームを使用したクリーンブースに、ファンフィルターユニットを5台導入し、クリーン環境を構築。
- 天井面に、塗装機用の開口を設ける。作業者と製品搬入用の出入り口には、両開きサッシ扉を2箇所設置。
- 床のレベルが均一ではなかったため、調整材を用いてレベル出しを行なった。
クリーンブースサイズ:4000×5000×H2300 クラス1000
工期:アルミフレーム式クリーンブース組立~清浄度測定 2日間
今回のポイントは・・・
樹脂成形・加工における異物付着は歩留まりの低下を招くだけでなく、クレーム発生の要因になります。当ケースの工場では、ビニール製の簡易クリーンブースを使用されていましたが、周囲環境のごみやホコリ付着が問題になっていました。
気密性の高いKAMATAアルミフレームを用いたクリーンブースにより、クラス1000の高い清浄度クラスを実現できました。設置後は、異物付着の問題は発生していないようです。
*設置場所の床のレベルが均一でないとブース全体にゆがみが発生してしまいます。測量の際に床レベルも確認し、均一でない場合は調整材を使用しレベル出しを行なった上でクリーンブースの設置を行ないます。