クリーンブースと集塵機の組合せで、粉体の作業ブース!
お客様のお困りごと KE-15
ある粉体の混合作業、秤量、検査工程を通して異物混入を防止する為にクリーンブース化したいが、比重が軽いために少しの風でも舞い上がり人体に影響を及ぼしてしまう、クリーン化と排気について良い方法が無いかとご相談いただきました。
お客様の抱える課題
- 各工程で粉体に異物混入の恐れがある。
- 比重が軽い為、風により舞上がり人体に入ると問題がある。
- 排気もそのまま排出できないため、何らかの処理をしなければならない。
蒲田工業からのご提案内容
各工程をクリーンブースで囲い、バグフィルターをセットした集塵機で排気することを提案しました。
気密されたブース内の風量コントロールにFFU直下にトンネル型パンチングを設け、風が直接当たらないように処理する。
FFUは風量可変式とし排気口にはボリュームダンパーを設けてそれぞれ風量調整機構を設けることでバランスを調整する仕様。排気風速を粉体則0.7m/S以上が得られる排風量を確保する。
解決のポイント
- FFUはDCモーター仕様(風量可変タイプ)とし、直下に風が当たらないようパンチングで拡散する。
- 集塵機+バグフィルター仕様にし、排気粉じんを処理する。給気とのバランスを見るために室圧計を設置。
- 粉体則0.7m/S以上確保と若干の陰圧状態を保つために風量調整機構を給排気それぞれに設ける。
解決した内容、お客様の声
今回は4台設置したブースを一つの集塵機で排気するブースでしたが、うまく風量調整がとられており、舞上がりなども問題もなく使用できています。労働基準にあわせた提案により、安心して作業できる環境をご提供できました。
蒲田工業がご提供できる価値
労働環境に合わせて、労働基準、建築法、消防法に沿った仕様で、クリーンから今回のような排気連動での風量計算まで何通りもの手法をご提案致します。作業的にブース化は難しそうだけどクリーン化したいなどの要望があれば相談いただければかならず解決案をご提案いたします。
事例番号
KE-15
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営業パーソンの紹介 クリーン事業部 百済 直範

お客様の抱えられている問題点を的確に捉え「クイックレスポンス」をモットーに、ご提案から施工、アフターフォローに至るまで一貫して責任を持って行ないます。あらゆる業種で、様々な対応ができるクリーン環境構築のトータルコーディネーター。
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