粉体充填工程のクリーン化、
気流の最適コントロールで
集塵効率向上
使用製品 | 設置場所の環境 |
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目的
粉体充填工程のクリーン化、と集塵効率を上げます。
- 気流のコントロールと部屋ごとに室圧コントロールをすることで、効率的に集塵を行い、高い清浄度を実現。
- 充填を行う作業室は陰圧管理を基本とするが、風量調整によって室圧をコントロールできる仕様にする。
- 温調空気室から各部屋へ圧損をできるだけ少なく吹き込めるように、吹き出し口を複数設け、経路も最短化。
- 各部屋の排気量は作業内容によって変動するので、温調空気室の吸気量も連動させ、十分な供給ができるようにする。
仕様・施工
- 集塵機を効率よく機能させるために、対面の壁にFFU(ファン・フィルター・ユニット)を設置し、集塵機に向けて空気の流れを部屋全体につくり出す。
- 十分な容量を持つ大型空調機を1台設置し各部屋にFFUを介して送り込む分配空調システムを提案。
- 廊下を温調空気室とし、一定のバッファ容量を持たせるように設計。排気に合わせ温調空気室から迅速に補充することで、作業室の温度変化を最小化します。
今回のポイントは・・・
各部屋の室圧は作業内容に合わせ、その都度変更する必要があります。切り替えの頻度も多いので、設定変更が簡単にできるようにコントローラーを設けました。排気量に合わせて適切な吸気が行えるように、自動連動システムを設計し、安定した室圧管理を実現しました。