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大人数のクリーンルーム入室に-ウォーキングエアシャワー

お客様のお困り事  KE-23

【動画解説】ウォーキングエアシャワー設計事例-たくさんの人が効率よくクリーンルームに入室できる

化粧品会社様で作業室をクリーンルーム化することになりました。更衣室から作業室への入室も、単なる両開き扉通過からエアシャワーを通過するスタイルにしたいとお考えでした。 ところが、エアシャワーを設置するスペースに余裕がなく、設置しても200名の作業者が通過するためには大変な時間が掛かってしまうことから、導入することが難しいとお困りでした。

問題点

① クリーンルーム(作業室)への入室が両開き扉の為、汚染源を持ち込んでしまう。
② 大人数が通過する為のエアシャワー設置スペースがあまりない。
③ 作業者人数が200名を超える為、入室に時間がかかる。

蒲田工業からのご提案内容

当初は2連タイプのエアシャワーを3列に並べる手法を提案したが、やはり設置スペースが確保できませんでした。5連エアシャワーをL型に設置し省スペース化を図る手法を提案。また200名の入室は、一般的な立ち止まってブローを浴びる方法だとかなりの時間を有するので、5連のエアシャワーを歩いて通過するうちにクリーンになるウォーキングタイプを提案。通過する間に複数の方向から計15秒間エアブローを浴びることができ、立ち止まる必要がありません。結果200名が連続で通過でき、入室に要する時間を短くすることが可能になります。
  ただこの方式ですと、200名が連続通過する時に、エアシャワー室の入口側、出口側の扉が両方とも開放状態となってしまい、エアブローした粉塵が作業室内に入り込む恐れがあります。そこで、エアシャワーの給気ファンを特別に大型化し吸入容量を高めました。あわせてブローの方向も調整し、乱流を極力抑制する設計仕様とすることで、作業室内への粉塵の流入を最小化するようにしました。

ポイント

① 省スペース化を図る為にL型に5台のエアシャワーを連結。
② 大人数が短時間で通過する事を可能にするウォーキングタイプ。
③ 制御は最初の作業者が入室するとセンサーで感知しブロー開始。
④ 最後の作業者が退室してから30秒でブロー停止。
⑤ エアシャワーの給気ファンを大型化し、吸入容量向上

■ 省スペース型5連結エアシャワー「片吹きタイプ」

省スペース型5連結エアシャワー「片吹きタイプ」

■ 施工前後の比較

エアシャワーの施工前と施工後


■ 縦側連結方式エアシャワー(その他の設置方法例)

解決した内容、お客様の声

作業員の入室に時間が掛かることで生産性が落ちてしまうのではないかと懸念されていましたが、非常にスムーズ且つクリーンに入室を行うことができています。業務委託元のお客様からも高い評価をいただけたようです。

蒲田工業がご提供できる価値

クリーンルームの設計製作だけでなく、付帯設備であるエアシャワーやパスボックス、パーティクルカウンターなども蒲田工業ではあわせてご提供致します。設備だけでなく、手袋やキャップ、マスク、クリーンスーツといった消耗品も各種取り揃えております。

営業マンの紹介    クリーン事業部  百済 直範

お客様の抱えられている問題点を的確に捉え「クイックレスポンス」をモットーに、ご提案から施工、アフターフォローに至るまで一貫して責任を持って行ないます。あらゆる業種で、様々な対応ができるクリーン環境構築のトータルコーディネーター。

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