クリーンブース
仕様変更・移設[医薬品メーカー]
使用製品 | 設置場所の環境 |
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目的
医薬品製造のクリーンルームを移設したい
- 生産設備の移管のため、以前設置した大型クリーンブースを一度解体し移設したい。
- 移設先のスペースに合わせて、ブース全体のサイズを縮小したい。
仕様・施工
移設先倉庫を測量し、スペースを最大限活用したクリーンブースの仕様変更を提案。
- 組立準備室、組立室、前室、エアシャワー1台、パスボックス2台を移設。
- 滅菌室、製品倉庫室は解体し撤去。
- 天井梁が通っているため組立準備室のみ、高さを2400mmから2100mmに仕様変更。
- 内外面フラットなダブル構造をそのまま活かし、透明樹脂板のみ新規で施工。
(カラーエースは細かな傷などが目立たないため流用し、コストを抑える) - 搬入経路が非常に狭い為、クリーンブースだけでなく、エアシャワーも解体し梱包、搬出入する。
- 組立準備室 2000×2,300
- 組立室 4,000×3,300
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前室 2,000×1,000
- エアシャワー1台
- パスボックス2台
今回のポイントは・・・
生産設備を移管するとなると、通常は新規でクリーンルームの導入が必要になります。KAMATAクリーンブースでは、再設計による拡大・縮小・移設が可能です。移設先スペースに合わせた仕様変更を行ない、出来る限り部材を流用。搬入経路サイズに合わせて最小限の解体を行ない、移設先で組立てました。
当ケースの場合、同じ仕様で新規製作するより、コストを1/4程度に抑えることができました。
KAMATAアルミフレームの特長である、ダブル構造をそのまま活かすことにより、フラットな内外面でホコリ溜りも最小限に抑える事ができます。