塗装ラインの異物付着防止に
クリーンブース設置[樹脂成形業]
使用製品 | 設置場所の環境 |
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目的
徹底的な品質管理を実現できるクリーン環境を構築する
- 塗装機の新規導入及びスパッタ装置導入にあわせて、クリーン環境を構築したい。
- プラスチック部品の品質安定を実現できる温度・湿度の管理が必要。
- 予算を抑えたい。
- 恒温曹は内部発熱が大きい為、空調コントロールでのクリーン化を実現したい。
- 溶剤臭気などの排気設備も合わせて施工してほしい。
仕様・施工
準備室、塗装ラインをクリーンブースで囲い、精密空調機にて温度・湿度管理を行ないました。
- 制御する温度域が厳しくない点、それから施工コスト削減を考え、アルミフレームを使用した大型クリーンブースを選定。
- 作業室を外から見えないようにとのご要望があったため、色つきのアルミ複合材で全面を囲う。
- 工程ごとに部屋を区切ることで、運用コストを削減を実現。
- 塗装室では排気がある為、給排気計算し労基届書作成までを代行しました。
クリーンブースサイズ: 14,000×5,000×H3,000(一部H3700) クラス10000
工期: アルミフレーム式クリーンルーム組立~清浄度測定 10日間
今回のポイントは・・・
医療機器はもちろんのこと、自動車部品など様々な用途で用いられる樹脂成型品の品質基準は高まっています。
蒲田工業では、クリーン化と併せて、品質安定を実現できるように温度・湿度管理を同時に行なうことが可能です。これまでの様々な業種での実績をもとに、工場の環境や生産品目に合わせた最適な環境をご提案します。
今回は温度域が厳しくなかったため、アルミフレームで構築しましたが、10mを越えるルームサイズであれば通常は断熱パネルを使用します。それにより、さらに精度の高い温度・湿度管理を行なうことができます。