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真鍮の溶接時のエアー漏れ防止に、低圧用ロックなしマルチカプラーを導入

お客様のお困りごと   CP-09

ロボットアームを使った"真鍮の溶接加工工程"で起きる「エアー漏れ」を防止したいとのご相談を頂きました。また、既存設備(ターンテーブル・ロボットアーム)の利用を継続したまま、自動化・省人化も向上させたいと考えておりました。

お客様のご要望
  • ロボットアーム用エアシリンダーからのエアー漏れが原因で、溶接欠陥が起きている。
  • →原因は、ターンテーブルとエアシリンダーの接続部の"ズレ"だと考えられる

    →エアー漏れを解消出来る方法を探している

  • 自動化の設備の導入することによる更なるコスト削減のため、既存のターンテーブルを使用して自動化・省人化による作業効率を向上させたい。

蒲田工業からのご提案内容

お客様の仕様に合わせた低圧用ロックなしマルチカプラーをご提案しました。

solution_cp09_03.jpg
※参考写真(写真はZKマルチカプラー ロックなし12ポート用)

解決のポイント
  • 特注・オリジナル製品をお客様用に製作。
  • → 16ポート。低圧空気用のロックなしマルチカプラー

    → 1つのターンテーブルに4箇所、同様に4つの設備に導入

  • ガイドピンにより位置決めが容易になり、プラグとソケットが接続ミスなく確実にシールするための構造。
  • → ソケット部にあるYパッキンをプラグに押し当てることでシールする構造

    → 誤挿入なく確実なシール方法を可能にするため真鍮の溶接加工を行うターンテーブル内の一箇所のみで接続

  • コスト削減のためお客様設備のターンテーブルをそのまま使用する
導入後の着脱の様子

solution_cp09_01.jpg

導入後のターンテーブルの裏面

solution_cp09_02.jpg

〈 補足:産業用ロボット(エンドエフェクタ)の構造・自動化について 〉
  • エアシリンダーを駆動し、確実に接続したマルチカプラーにエアーを供給することでロボットアームが金属同士を掴み固定させます。
  • 印加(金属固定)圧力を抜くことで金属固定が外れ、ワーク(溶接加工製品)が取り出せます。その後エアシリンダーの下降動作で、プラグからソケットを離します。
  • ターンテーブルが回転し次の工程へと移っていくことを自動化させます。

解決した内容、お客様の声

マルチカプラーを導入したことで、チョコ停ゼロが実現し、エアー漏れによる溶接不良がなくなりました。また省スペースでロボットの自動化が実現でき生産性が向上し大変助かりましたとご満足いただけました。

蒲田工業がご提供できる価値

蒲田工業は、標準仕様のマルチカプラー以外にもお客様の生産設備に合わせた設計製作から導入まで行っております。

事例番号

CP-09
※お問い合わせの際は「事例番号」をお伝え下さい。

営業マンの紹介    流体事業部  美濃島 真吾

お客様のお困り事を解決するため難しい課題にも果敢に取り組みどこのメーカにも出来ない仕事をやり切る強い責任感で何通りもの解決策をご提案します。
一方で社内ではムードメーカー的存在でチーム力を発揮。これまで培ってきた実績と経験から幾たびもチームで打ち合わせを重ね解決方法の突破口を開きます。

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