ホーム > お困りごと解決事例 >直管用ボールジョイントで傷を最小限に抑えガッチリ接続!
空調機を製造されているお客様で冷媒配管の気密検査工程で問題を抱えていらっしゃいました。
問題点
① 配管(接続部は銅直管)に亀裂がないか、溶接部からの漏れがないか、出荷前に検査を行う。
② 現在使用している他社製レバー式クランプは、銅管に金属製の爪を食い込ませて接続する構造なので、大きな傷がついてしまう。
そのため、検査用に銅管を長くしておき、検査終了後傷のついた部分を切り落とす作業が必要。
③ レバー式クランプは径が太く、レバー操作にクリアランスも必要とするため、製品を並べて検査することができない。
直管用ボールジョイントを提案しました。
① 直管に押し込むとボールをパイプに押しつけてクランプします。
② ボールジョイントは銅管にわずかな打痕を付けるだけで、管の変形は起こしません。
③ アルミ管にも対応できます。
④ Oリングをジョイント挿入口にも組み込み、管の偏心を防ぐ構造。(一部製品)
⑤ プッシャーを引くと、ワンタッチで管を脱することができます。
検査後の管切断という工程を省くことができ、検査に関する作業効率が飛躍的に向上しました。非常にコンパクトなボールジョイントなので、製品を一列に並べ、まとめて検査できるようになりました。この点も作業効率の向上に寄与しています。切断する銅管のコスト、廃棄コストも削減できました。
蒲田工業では専門メーカーとして気密検査、通水検査に用いられる各種継手、ワンタッチカプラーを設計製作しております。本当に使いやすく高品質な治具をご提供することで、お客様の不安、不満を解決いたします。検査治具は一日に何度も操作することを想定し、軽量化、コンパクト化に力を入れて開発しています。
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