ホーム > お困りごと解決事例 >高圧ホースの耐圧試験用ワンタッチカプラー、80MPaにも耐えられます!
ゴムホースを製造されているお客様で検査工程における作業効率の悪さにお悩みでした。
問題点
① 高圧ゴムホースは出荷前に全数耐圧試験を行っている。
② 接続金具とホースの加締め部からの漏洩がないかを、ホースの最高使用圧力25MPaの3倍以上75MPaから80MPaもの圧力をかけて検査される。
③ 今までは検査装置に1本1本トルク管理をしながらネジ込み接続して取付けていたので時間と労力がかかり、生産のボトルネックになっている。大口受注があった際は人海戦術で検査をこなしている。
耐圧仕様のコレットジョイント式ワンタッチカプラーを提案しました。
ポイント
① 検査装置にこのカプラーを取り付けておきます。離脱用のエアチューブをカプラーに接続します。
② 接続金具を加締めたホースをカプラーに押し当てると、カプラー内部のシリンダーがガッチリと締結します。
③ 正しく接続されているかどうかはっきりと判るように、ロックスリーブの内部スプリングに強化バネを採用し、ロック音と振動を標準仕様より大きくしました。(締結されると、カシャン!と鳴ります)
④ 検査後、離脱用エアーを入れる(エアチューブのバルブを開放)するだけでホースを外すことができます。
圧倒的に作業効率が改善されました。
高い耐圧性能が求められる製品なので、全数検査は必ず行わねばならないのですが、以前から増産に向けてのボトルネックになっている工程で悩まされてきました。
ワンタッチカプラーは楽だけれども、装着ミスが分かりにくく高圧条件での使用は難しいと思っていました。実際に取り付けてみると、締結したことが音と感触ではっきりと伝わってくるので安心して使えます。
蒲田工業では専門メーカーとして気密検査、通水検査に用いられる各種継手、ワンタッチカプラーを設計製作しております。本当に使いやすく高品質な治具をご提供することで、お客様の不安、不満を解決いたします。検査治具は一日に何度も操作することを想定し、軽量化、コンパクト化に力を入れて開発しています。
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