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クリーン事業部 百済課長取材記

DATE2014.8.18 CATEGORY現場レポート

先日、クリーン事業部の百済課長を取材させて頂きました。

kudara_01.JPG

血液型:    O型
星座:     おとめ座
趣味:     車、スノーボード、シュノーケリング、映画、海外旅行
好きな食べ物: かつ丼
社歴:     17年


Q.  まず、クリーン事業部としての仕事内容について教えてください

自社製造のアルミフレームを使い、お客様が求められるクリーン環境を提供します。
更に恒温恒湿環境を実現したり、環境改善に関する付帯工事を構築することも行います。いわば、環境コーディネーターという役割を果たしています。


Q.  クリーン事業部に異動したきっかけを伺ってもいいですか

クリーン事業部に来る前は、関東営業所で主に印刷会社様を担当し、ベルト販売を中心に営業していました。
そんな中、新規事業のアルミフレームプロジェクトが立ち上がり、そのプロジェクトの一員として活動することになりました。そこではじめてアルミフレーム事業と出会ったのですが、その可能性に大きな魅力を感じました。
それからは、関東営業所の仕事をしながらアルミフレーム事業にも、積極的に参加を続けました。クリーンブースの実績を重ねていくうちに、プロジェクトが専任部署として正式に昇格することになりました。それまでの取組姿勢を評価してもらえ、クリーン事業部の立ち上げメンバーに選ばれました。


Q.  蒲田工業としては新規事業、業界では新参者だったと思いますが、どのようなことを意識して仕事をしてこられましたか

クリーン事業部は営業品目がクリーンブースに特化されています。
特化しているからには、深い専門知識が求められます。そして、何よりも意識したのは、スピード対応です。
クリーン事業部にメンバーが入ったら、必ず「スピード=信頼」であるということを伝えます。
問い合わせを頂いたら、まず一報を入れるようにしています。同業他社のどこにも負けないスピードを常に意識しています。

― 成約率がUPしていますよね?

近年、クリーン事業部の対応力が上がってきていると感じています。それは、クリーン事業部メンバーの知識レベルや技術レベル、協力会社のレベルが上がってきているからだと思います。
今では、様々な実績を重ねたことにより提案力と施工力が強化され同業他社との違い、優位性を生み出せています。
提案においては、お客様に早い段階で、ブースの完成イメージをいかに具体的に把握してもらえるかを意識しています。
価格競争力も発足時から比べるとかなり上がっています。こうした努力により、成約率も上がってきています。これらが形になった良い例が、去年の半導体製造業様での案件です。

― どのような案件でしたか?

あの案件は、クリーン事業部として最大規模、5000万円を越える仕事でした。
お客様から見積依頼を頂いた日に即座に電話し、次の日には訪問しました。このスピード対応に先方も驚かれていました。そして、打ち合わせにおける対応力も活き、この大きな仕事を依頼して頂けることになりました。

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Q.  半導体製造業様の他にもたくさんの案件を抱えていると思いますが、仕事で心がけていることはありますか

案件は常に20~30件抱えていますが、どの案件も要望や仕様を高い次元で実現しなければなりません。時間には限りがありますので効率良く行動することを心がけています。すべての案件情報を進捗状況の整理をしながら頭に入れて動いています。
施工において心掛けていることは、しっかりと段取りを組むこと、信頼できる社内スタッフや協力会社の方との役割分担の明確化です。私自身がずっと現場にいられる訳ではないので、情報を共有し、ポイントポイントでしっかりと舵取りを行っていきます。お客様に信頼感や安心感を持っていただきながらも、次の案件を追いかけていかなければダメです。


Q.  たくさんの案件を抱えている中で、今までで印象に残った仕事はなんですか

印象に残っている仕事はたくさんありますが、やはり28歳の時に行ったフィルムメーカー様のアメリカ工場での工事ですかね。
この案件が、クリーン事業部として初めての案件でした。工事内容としては、防爆仕様のブースで、大きさはW6m×L5m×H3.5m、W4m×L3m×H6m、W5m×L5m×H3mの3ブースの設置施工で大変大きい金額でした。高さのあるブースでしたので、富士にある協力会社様で鉄骨の架台を組んで、その鉄骨にアルミフレームを抱かせる構造にしました。準備から出航まで4か月、現地の工事4か月の長期間に渡る工事でした。

― 苦労した点はありましたか?

現地での工事で苦労したのは、アメリカでは雇用確保の関係で実作業には、現地の作業員を使わないといけないという決まりがあったことです。
日本人はあくまでスーパーバイザーの役割として現場に入らないといけませんでした。日雇いでの作業員もたくさんいますので、その日その日で現場の作業員が変わるので、頭だけはしっかりと立ててもらい、工事が潤滑に進むようにしました。
精密なものを使うのが得意ではない現地の方々は、蒲田工業が扱っているビス等の小ささに驚いていました。そのような環境だからこそ、一つ一つの作業を根気よく教えていくのが大切だなと感じました。
夕方その日の作業現地終了し作業員が帰ったら、その後に私は残って夜間作業として、連日、送液配管の工事を行わなければならなかったのを覚えています。吹きさらしの中で気温は氷点下でしたので、すごく寒くてつらかったですね。(笑)
日本で準備した製品が、いざ現場で据付けようとしたら合わないこともありました。その時は急遽、現地の業者様やホームセンターを紹介してもらって対応しましたが、やっぱり、かなり大変でした。
日本では、すぐに対応できることがアメリカでは本当にそれが難しかったですね。事前準備の大切さも痛感しましたね。
それと同時に、調整役としてお客様の思想と設計会社の思想をすり合わせることの大切さも勉強になりました。アメリカでのこのような経験があったからこそ、今ではどんな案件でも自信を持って対応できるようになりました。
この工事が、今の自分の基礎になっています。
アメリカの仕事は過酷で、常務が応援にアメリカへ来てくれた時は、思わず泣いてしまったり(笑)しましたが、(ホントに過酷でしたから・・・)終わった時は、非常に達成感がありました。


Q.  クリーンブースの営業マンとして色々な経験が今に生きているのですね
では、最後に部門長としての仕事内容や、やりがいについて教えてください。


部門長としては、部下が仕事のしやすい環境をつくることを考えています。
仕事のしやすい環境とは、私がクリーン事業部という組織としてやるべき仕事を理解するように道筋を示した上で、明確な目標設定をし、クリーン事業部の将来像、成長目標を各員が共有できるものだと考えています。
その環境の中で一人一人が仕事自体にやりがいを見出すことができるように意識しています。また新たな仕入先様の構築も、クリーン事業の部門長として大事な仕事だと思っています。
クリーン事業部の立ち上げ当初からの目標の一つに、エリアごとに担当を設けるというのがありました。
今、一人一人に力がついてきたので、その目標が達成できています。信頼できる営業マンがいることは本当にありがたいです。
一番のやりがいはやはり、部下の成功ですね。部下が育っていき、成功事例を作ってくれる。一人で全国行脚していた頃から比べたらこれほど嬉しいことはないです。


以上、百済課長のインタビューでした。

百済課長をインタビューしていて、クリーンブース・クリーン事業部にかける想いが強く伝わってきたこと、そして、本当に仕事が好きなんだなと感じました。
私の中で、最も印象に残った言葉は、「スピード=信頼」です。これを実践することにより実績に繋がった経験談も聞くことができ、いかに早くお客様へ対応するかの大切さを教えていただけました。




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