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上海視察レポート

DATE2012.10. 1 CATEGORY現場レポート

営業推進部の飴本です。


先日【日中ものづくり商談会 上海2012】に参加してきましたが、合わせて現地の工場を2社訪問してきましたので報告いたします。



1社目 コンベア、大型製缶工場 江蘇省




上海から高速道路で2時間半(150km)江蘇省張家港という町にあるコンベアメーカーです

張家港は上海の北西、長江沿いの工業都市で、出荷は長江に面した港からダイレクトで行うことができます。



ちょうど訪問時に作っていたのは日本のごみ焼却プラント用バケットコンベアでした。

キャリアローラーはJRC中国製(客先指定)、ゴムコンベアベルトは中国製(中国製の中ではグレードの高いもの)その他点検口ハンドルや、ピローブロックなどには日本からの支給品が多く組み込まれていました。

客先指定によって、すべて現地調達一部支給メーカー指定などフレキシブルに対応可能ということです。

4月に見学した青島、大連の工場に比べ、はるかにレベルが高く感じられました。溶接の仕上げ、塗装、歪み矯正なども一目見てひどいと思われるようなものはありませんでした。



塗装に関しては、日本ペイント、関西ペイントは中国に進出しており、一般的な塗料の入手は問題ないとのことですが、特殊塗料は難しいです(日本から支給することも、塗料は危険物にあたり通関手続きが複雑、環境法令の面でも難しい点が多いとのこと)

とにかく印象的なのは工場の規模です。ここ8年ぐらいで倍々のペースで拡大したとのことで、今後も拡張の予定ということで事業拡大のスピードにも圧倒されました。工場全体の清掃、整理も比較的良好でした。


2社目 バルブメーカー 上海市内



ドイツのバルブメーカーの代理店もしており、パーツを在庫、注文を受けると、組立検査をして中国内の主として外資系工場(石油化学プラントやダウケミカルなどの化学工場が主)に出荷しています。

汎用の安いボールバルブに関しては台湾メーカーの代理店をしています。



こちらでは、要望にあわせ、アクチューエーター(これも仕入れ品)と各種バルブをアッセンブリ―し、検査をして出荷しています。選定設計を行うことが主たる役割だそうです。

PTFEなどのシール材に関して聞くと「以前は台湾から仕入れていたが、そのメーカーが中国内で製造するようになったので、今はそこから入れている、中国ローカル資本のシール材などは品質的に使えないが、台湾、韓国、日本資本の中国工場製ならば一定の品質が確保されるようになった。

日本製、韓国製を使用すると価格競争力を失うので、原則使用しない」ということでした。

感心したのは非常に整理整頓が行き届いていた点です。工具や、部品の管理は品質の高さをうかがわせるものでした。





内陸部などは品質面でまだまだなのかもしれませんが、中国におけるモノづくり先進地域である上海近郊のメーカーは間違いなく実力をつけてきていることを実感しました。




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