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防虫対策の徹底に!陽圧ブース&エアーカーテン

動画解説 事例内容をより詳しく解説しています

お客様のお困り事  KE-31

医療機器を製造されているラインで、製品への虫混入が問題になりました。工場全体を陽圧管理し、一定の防虫対策は取っているものの、完全な対策とは成り得ていないことにお悩みでした。

問題点

① 工場内と屋外は二重のシートシャッターで仕切られているが、搬出入作業時に虫が入る可能性がある。

② 工場全体を陽圧管理しているが、屋外との圧力差は虫の侵入を防ぐほど大きくない。

③ 完全な気密構造とはなっていないので、シートシャッター以外の箇所からの侵入も考えられる。

④ 混入虫を調べると飛来虫が大半※

※防虫対策を行う上で、飛来虫と歩行虫では必要な対策に違いがあります。

蒲田工業からのご提案内容

混入の可能性がある製造エリアをクリーンブースで囲い陽圧管理を、工場全体とあわせ二重に行うことを提案しました。

製品や原料の搬出入にはブースに組み込んだシートシャッターを開閉して行います。シートシャッターを開放した際にブース内圧が低下してしまうことを防ぐために、陽圧ファンを開放に連動させて風量を上げるよう設定します。あわせて開放時には横流対向式のエアーカーテンも作動させて飛来虫の侵入をシャットアウトする設計にしました。

■ 製品用大型エアシャワー

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■ エアシャワー

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ポイント

① 混入の可能性がある製造エリアが屋外と二重に遮断される。

② シートシャッターの開閉に連動した風量の制御を行う、シャッター開放時には風量を上げ、ブース内圧をキープ。

③ シートシャッターも二重にし、インターロック機構を設け同時に開放しないよう制御する。

④ 吹き降ろし式エアーカーテンでは低空飛行する飛来虫に対して遮断する力が弱いため、横流対向式エアカーテンを採用。

■ エアーカーテン

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解決した内容、お客様の声

特に混入防止対策が必要とされた飛来虫にだけでなく、歩行虫に対しても二重遮断構造は有効に機能します。

お客様の声:
製造エリア内に飛来虫・歩行虫のトラップを仕掛けているが、施工後はほぼ虫の侵入はなくなりました。製造エリアも二重シャッター(インターロック式)にする事で、作業性は少しおちましたが、エリア内の陽圧も一定に保たれているので、清浄度も上がっています。

蒲田工業がご提供できる価値

防虫対策には、侵入経路の特定、侵入する虫の種別、工場レイアウト、動線などによって必要とする対策、可能な対策は異なります。ただ密閉するだけでは、生産性を大きく落としてしまうことになります。今まで培ってきた知識、経験を活かし最適な防虫対策を提案し、安心して操業できる環境を構築していきます。

営業マンの紹介    クリーン事業部  国信 光一

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高い知識と迅速丁寧な対応でお客様のご要望に対して何通りものゴールを示す提案力が持ち味です。見積り段階や仕様検討の段階で、お客様が完成後をイメージしやすい資料を作成し、安心感、信頼感を得ているクリーン環境構築のスペシャリストです。 特に、半導体・製薬業界での施工経験が豊富です。

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