『ドライフォグ加湿器』使用場所や条件に左右されない静電気対策
お客様のお困りごと FB-25
紙加工会社様でカット・スリットの工程で、樹脂ベルトで搬送中に静電気の帯電で集積や乗継箇所で問題が発生し、歩留りや作業効率が下がってしまいお困りでした。
お客様の抱える課題
- 製品に静電気が帯電し、乗継箇所でベルトから離れずにプーリー側に巻き込まれ頻繁にラインをとめ、不良品を出してしまう。
- 集積工程では空気が乾燥してくると、綺麗に積み揃えることが出来ない。
- 品質によって帯電する箇所が違ってくるため、出来れば移動して使いたい。
蒲田工業からのご提案内容
ご使用場所や条件によって最も有効な静電気対策機器をテスト用に無償貸し出し、実際に効果を確認していただく。
解決のポイント
- ドライフォグ(霧吹き式)、イオナイザー、除電ブラシの3種類の機器を運転中の現場で有効性の確認。
※イオナイザーと除電ブラシは場所(環境)や運転状況によってばらつきが出る。
※ドライフォグは場所等に左右されず安定的に効果を発揮。 - 第一候補のドライフォグで製品へのぬれの検証。1500mm程の距離をとれば影響しないことを確認。
- 配管不要なドライフォグポータブル加湿セットの使用でエアー源さえあれば簡単に移動し使用できる。
※小型コンプレッサー付きのタイプやキャスター付きも有。オプションでタイマーや湿度自動制御装置もセット可能 - 非常に小型(400x350)で狭いスペースで使用可能。
- 1台で最大4つの吹出しノズルから吹出す事ができ、湿度環境に対応。
- エコでコストを抑えた静電気対策。
※ドライフォグとは、特殊ノズルを使用し水の粒子をミクロンサイズ(平均粒子径10μm以下、最大粒径50μm以下)まで落し、吹出すため約1500mm位距離をとれば水滴を全く製品に付けません。
(通常ノズルの最大粒径 100μm以上)
※ポータブル加湿セットは、スペースを取らず、設置・移動も簡単。
※霧による静電気対策は場所や環境に左右されず、湿度がほぼ60%を越えると帯電を防止。
(オプションで湿度自動制御装置やタイマーを利用した制御も可能)
※消費する水量はノズル1個につき約2.4L/h。(タンクは18L)
有効範囲は100㎥/個。但し、換気回数により有効範囲は多少変動する為、あくまで目安。
静電気対策の製品情報
解決した内容、お客様の声
緊急課題の歩留り改善のため、短期間にデモ機を揃えテストに協力、実際の使用場所で静電気測定器も用意して確認することで選定できました。霧による加湿式除電器で製品の品質管理を心配されていましたが、1500mmと近い距離で使用しても、水滴が全く製品につかず問題ありませんでした。
蒲田工業がご提供できる価値
蒲田工業は静電気対策機器を幅広く扱い、様々なご提案やデモ機の貸し出しで効果を確認していただく事ができます。 局所の場合はポータブルセット、広範囲の場合は配管し特殊ノズルを付けて対策し、湿度自動制御でよりエコノミ―にご使用いただけます。導電性ゴムを床材や作業テーブルに、またイオナイザーなど静電気対策設備品から、導電リストバンド、イオンファンなど、総合的に提案いたします。
事例番号
FB-25
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営業パーソンの紹介 大阪営業所 谷中照和
愛嬌の良さは社内でもピカイチ。
前任地では長くセットメーカー様を担当していたので精密機械加工や樹脂、ゴムの物性に関する知識や経験が豊富です。