省人化・自動化・省力化の事例

こんな自動化機械も設計製作します-粉振り装置

お客様のお困りごと  AB-22

ケーキ(ホールサイズ)にココアパウダーをデコレーションとして振り掛ける工程を自動化(省人化)したいとご相談いただきました。ココアパウダーが周囲に飛び散り、他のケーキに付着すると不良品になってしまうので、飛散を抑えた振り掛け方を考えなければなりません。

お客様の抱える課題
  • ムラはなくしつつも手作り感を出さなければならない。
  • 将来的に他のケーキにも転用できる汎用性を持たせたい。
  • 洗浄がしやすい構造にしなければならない。

蒲田工業からのご提案内容

粉振いには一般的に振動方式が用いられますが、どうしても周囲に飛散しやすくなります。 また季節や、ココアパウダーの産地など運転条件が変わると均一に振り掛けられないデメリットがあります。 そこで蒲田工業では、実際の作業工程を観察・分析しメッシュと樹脂製回転羽を組み合わせた方式を採用することで、均一に振り掛けられる専用装置を開発しました。

解決のポイント
  • 強制的に回転羽でメッシュから押し出すことで、ムラなく振り掛けることができる。
  • パウダーの落下方向は垂直方向だけなので周囲への飛散を防止することができる。
  • 装置を分解しやすい構造にすることで洗浄性アップ。
  • 羽回転スピードを可変式とすることで、パウダーの粘度変化に対応。
    *アタッチメントを付け替えることで、いろいろなデコレーションパターンを作り出すことが可能。

解決した内容、お客様の声

今まで、非常に人手、手間を要していた工程が自動化でき、生産性が飛躍的に向上しました。 食品機械ということで、使用する部材の選定や、駆動部からの発塵対策、異物混入対策など今まで培ってきた経験を生かして、安心してお使いいただける装置に仕上げました。
ココアパウダーは天然のものなので、どうしても粒径や、粘度にばらつきがあり自動化した時に振りムラにならないか懸念していましたが、改良、調整することで対応できるようになりました。

蒲田工業がご提供できる価値

専用装置の設計製作と聞くと非常に高価になるのではと思われますが、必ずしもそうではありません。現状の作業工程を観察・分析し、必要な機能を抽出することで、扱いやすく、コスト面でも十分ご満足いただける製品をご提供できます。 自動化することで、省人化、省力化、品質向上などお客様の抱えられている様々な課題を解決致します。

事例番号

AB-22
※お問い合わせの際は「事例番号」をお伝え下さい。

営業パーソンの紹介  営業本部 佐藤勝

sato

サッカーとフットサルを愛する当社のエースストライカーです。 フットワークの良さを活かし、業種や工程を問わずあらゆる分野で課題を解決に導きます。生産性の向上、工程の自動化、安全対策など今まで多くの実績を築き上げてきました。

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