ホーム > お困りごと解決事例 > 深絞り包装機の治具を多軸構造に改造し、作業効率を大幅改善!
機械メーカー様のお客様の事例です。
深絞り包装機を使用し、生産工程を自動化しています。
深絞り包装機では、フィルムの種類を変更するたびに、センサーが正確に読み取る位置へ調整を行う必要があり、作業効率の低下が課題となっていました。また、センサー治具は1本のネジで固定されていたため、機械稼働中の振動によって位置がズレることが頻発しており、その都度機械を停止して再調整する手間が発生していました。
センサー治具の構造をX軸・Z軸・回転軸の3方向で位置決めが可能な装置に改造しました。さらに、調整箇所にメモリを取り付けることで、位置を数値化し、再調整を容易に行えるようにしました。
解決のポイント項目 | 改善前 | 改善後 |
---|---|---|
センサー治具の調整 | 手作業で微調整が必要 | 数値を基に即座に再設定可能 |
作業時間 | 半日かかることもあった | 大幅な短縮を実現 |
再調整頻度 | 頻繁に必要 | ほぼ不要に改善 |
これまでは機械の稼働で生じるセンサー治具の位置のずれの再調整やフィルムを変えるたびにセンサー治具の微調整が必要でしたが、稼働中にセンサー治具が動かないようにしっかりと固定できる構造に改造し、調整箇所を数値化ししたことで、再調整の手間が大幅に省けました。結果、作業効率が大きく向上し、現場の負担が軽減しました。
蒲田工業では、これまでの豊富な実績と確かな技術力を活かし、既存機械の部品の改造を装置の課題点を発見し解決することでお客様の生産効率向上に貢献します。汎用品の改良だけでなく、現場の状況に応じたオーダーメイドの提案も可能です。
FB-61 ※お問い合わせの際は「事例番号」をお伝え下さい。
医薬・食品・紙加工をはじめとしたお客様を担当しており、高い協調性で笑顔がかわいい憎めないキャラです。頑固ともいえる周囲に流されない芯の強さももっており、頂いたお困りごとを丁寧な対応で解決に導きます。