ホーム > お困りごと解決事例 >超耐熱カーテンによる飛散防止策
水をかけての冷却工程において、跳ね返った冷却水の飛散防止のために、毎回周囲を鉄板で覆わなければなりません。鉄板が大きく重いため、設置・撤去に多大な労力がかかる上、転倒などの危険性もあります。
布製カーテンでは耐熱性などに問題があり、今まで導入できなかったようです。
① 跳ね返った冷却水と、水蒸気の温度が非常に高いため、一般的な布カーテンでは持たない。
② 単なる布製では水を吸ってしまい、カーテンレールから脱落の恐れがある。
③ 取り付け方法を考え、大規模な設備改造の必要がないように工夫する必要がある。
非常に耐熱性に優れた両面フッ素コートガラスクロスを提案。
ガラスクロスは600℃の連続使用に耐えることができます。軽量で柔軟性もありますので、カーテン状に縫製し、吊り下げ用のハトメ、吊金具を取り付けました。
① 設置場所既設の梁に取り付けしやすいようにカーテン状に縫製加工した。
② 重なり合うように設置することで隙間をなくし、飛散防止効果を高めた。
③ 底部にはバタつき防止のためにチェーンも縫い込む。
*水分吸収と、毛羽立ちを防ぐためにガラスクロスには両面ともフッ素樹脂コーティングを施してあります。フッ素樹脂コーティングは非常に高い撥水性、耐薬品性を持っており、耐久性も抜群です。
今までは冷却工程のたびに、人手、時間を要していたので、今回のカーテン導入により大幅な作業効率の改善を図ることができました。
鉄板囲いの設置、撤去は危険を伴う作業だったので安全性向上にもつながりました。今までは一旦冷却工程が始まると内部を確認することができませんでしたが、今は必要に応じて内部の状態が確認できるようにもなりました。
さらに高い耐熱性が必要な場合はシリカクロス(1000℃まで)、アルミナ繊維(1200℃まで)、セラミック繊維(1200℃以上)もお選びいただけます。
熱、薬品、水など「何かを遮りたい」 「何かを覆いたい」といった場合に、扱いやすい形に縫製、加工して納入致します。もちろん原反での納入も可能です。
セメント・採石・印刷・食品・医療機器と様々な業種のお客様を担当してきました。コンベア機器、ゴムコンベアベルト、ゴム加工品、ホース、サニタリー部品など得意な製品は多岐に渡ります。
色々な分野で培った知識でお客様のお困り事を解決いたします。