放熱設備の保温対策による省エネ。
耐熱性、耐候性、不燃性を特徴とした独立気泡断熱材を施工
お客様のお困りごと HB-21
SDGsに取り組んでいる乳製品製造会社様での施工事例です。
お客様は放熱の大きい設備を保温することによってエネルギーロスを削減したく、費用対効果の高い方法はないかとご相談いただきました。
弊社による現地調査の結果、主に下記2つの設備から放熱が大きいことが分かりました。
お客様の抱える課題
- 屋外設備のサニタリー配管による放熱
→ 屋外向けの簡易保温材が無く、1日の使用時間も短いなど費用対効果が低くラッキング保温がなされていない。 - 洗浄装置の天板からの放熱による室温上昇。
→ アルカリ性の蒸気が出ることと、天板を開ける作業があるため保温がされていない。
そのため、下記の条件を満たす保温材が求められます。
- 耐熱性(常時90℃以上)が必要。
- 屋外使用に対応。
- 耐薬品性が必要。
蒲田工業からのご提案内容
お客様でも簡単に施工可能な特殊エラストマー製の独立気泡断熱材をご提案しました。
解決のポイント
- 独立気泡で、通気・通湿性が非常に低く保温性が高い。
- 抜群の耐候性で屋外での使用も問題ない。
- 不燃性があり、燃焼中でも発煙が少ない。
- 表面は皮膜が有り、防水性が高く外被材なしで安定した断熱効果を発揮。
- 連続使用温度は-57℃から125℃まで広範囲に使用できる。
- 火傷防止用安全カバーとしてもご利用頂ける。
- 簡単にカットができ、専用接着剤で接着出来る。
設置後:屋外設備のサニタリー配管
チューブタイプは発泡体(スポンジ)が非常に柔らかいため、90度エルボに対応可能。
設置後:洗浄装置の天板
シートタイプは多少の突起に追随出来る。
解決した内容、お客様の声
「初めうち取り付けでエルボ部での仕舞など少々手こずったが、数箇所やっていくとすぐに慣れてきて簡単に作業を終える事が出来た」 「洗浄機が設置してある部屋の温度が3℃程低下した」などお聞きしています。保温効果は間違いなく発揮されています。
*光熱費の具体的なコストメリットは現在積算中です。結果が出ましたらこちらのページにアップいたします。
蒲田工業がご提供できる価値
一口に省エネ対策と言っても様々な状況や費用対効果の問題など多岐にわたっています。蒲田工業は現場の皆様のご要望に合わせて最適で且つ取り組みやすい省エネ対策の提案を致します。
省エネ対策用大型設備の導入等も可能ですが、まずは現場で小さな無駄をなくし環境保全やコストダウンをして頂くためにも、是非ご相談ください。
事例番号
HB-21
※お問い合わせの際は「事例番号」をお伝え下さい。
営業パーソンの紹介 熊本営業所 田上光洋
九州全域を担当エリアとする熊本営業所の所長として、お客様のお困り事の解決に日々奮闘しています。お客様のお困りごとの改善提案を何通りも考えて最適な解決策へ導くお手伝いをいたします。省人化・自動化生産ライン、クリーン環境の構築工事など安全・作業環境の改善に特に力を入れています。