標準品の樹脂搬送ベルト―精密加工を加えて不可能を可能に!
お客様のお困りごと AB-10
製品をラップ包装する際、ラップをウレタン(樹脂)ベルトで挟んで適正なテンションを掛けて包装する個所で、ベルトが原因でラップが破れたり、スリップしたりで上手く包装できずお困りでした。
お客様の抱える課題
- ベルト表面の凹凸が少ないとスリップをして正規な包装ができない。
- 通常硬度のウレタンベルトで布目付表面を使用すると、摩擦係数が高すぎベルトに捲き付いてラップを破ってしまう。
- 高硬度のウレタンベルトで布目付表面を使用すると、ラップに傷を付けてしまう。
蒲田工業からのご提案内容
ウレタンベルトの標準品ではどこのメーカーでも使用用途に合うものがないため、ラップとの離れの良さとスリップを起さない高硬度のウレタンベルトで布目付表面ベルト(NLGベルトのGUTWタイプ)を使用し、破れ・傷防止は表面の鋭利な突起を研磨することをご提案しました。
解決のポイント
- ベルト表面の形状と硬さでスリップと捲き付きがないタイプの選定
- 破れ・傷防止は表面研磨加工を行う
- 研磨取りしろは、サンプルを提出しテストをして頂き決定する
- 研磨は1/100mm単位で仕上げ均一に行う
解決した内容、お客様の声
標準品のウレタンベルトで探してもどこにもなく、表面研磨加工を施しお客様のご使用用途にあった製品をお入れすることができました。 また、蒲田工業の設備でベルト表面研磨機を所有していることで研磨取りしろ6/100mmで加工し、10000本以上の製品を加工し出荷させて頂いていますが不良品は皆無です。 お客様からは「加工精度が高く、包装機をご使用のお客様からのクレームで今まで頭を悩まし続けた問題が一つ解決できた」とのお言葉を頂きました。
蒲田工業がご提供できる価値
標準品のベルトでは使用用途に合わない場合、より機能を発揮する表面加工や桟・ガイド加工を提供いたします。 また、経験や知識の豊富な営業マンがおりますので、ベルト(搬送用・伝導用)の選定のお手伝いや現場エンドレスの作業員もおりますのでお気軽に声をお掛け下さい。
事例番号
AB-10
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営業パーソンの紹介 大阪営業所 谷中照和
愛嬌の良さは社内でもピカイチ。前任地では長くセットメーカー様を担当していたので精密機械加工や樹脂、ゴムの物性に関する知識や経験が豊富です。
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