
建化学繊維メーカー 保全課 保全担当者様から原料輸送ポンプ(約100台稼動)のシャフトをグランドパッキン(テフロン)で シールしているが、パッキンの交換がほとんど毎日有り、漏れによる原料のロスも出て困っていると下記の様なご相談をいただきました。
①原料が強酸性で滞留すると凝固する性質を持っている為、2〜3日でグランドパッキンが硬化して漏れ始めてしまう。
②1ヶ月もたたずに漏れがひどくなり交換している為、交換で費用と手間が掛かってしまっている。
③稼動している約100台のポンプから漏れの為、ロス量が大変多くなってしまう。
メンテナンス頻度の軽減と原料ロスを削減する為に、これまでの経験や知識から下記の様な段階を踏み、グランドパッキンの変更と、シャフト(スリーブ)にセラミック(アルミナ)溶射をする事が最適と考え提案をしました。
①ご使用の強酸に耐える純度が高いテフロン製に変更して、硬化を遅らせ原料ロスの減少と長寿命化を計る。
②使用後のグランドパッキンは硬化と共に異常摩耗もしていて、グランドパッキン変更のみでは根本的な解決は無理と判断し、異常摩耗の原因を探りました。
③異常摩耗原因は、シャフト(スリーブ)が摩耗や強酸により腐蝕し表面に荒れを起こした為と判断しました。
④原因と成るシャフト(スリーブ)を改良して耐摩耗性、耐強酸性を向上させる事にしました。
⑤但し、シャフト(スリーブ)の材質変更は費用面で無理な事を考慮し、表面処理で対応する事にしました。
⑥表面処理は素材との密着性が良く剥がれにくく、滑り性が良く相手を摩耗させにくいものを選定しました。
グランドパッキンは勿論、シャフト(スリーブ)も長寿命に成りメンテナンス頻度を1/5程度に軽減しました。原料ロスを極端に減らせました。お客様から「グランドパッキンのみの変更では精々1.5〜2.0倍位の寿命延長だったが、シャフト(スリーブ)にセラミック溶射をする組合せによってパッキン寿命は5倍以上に成り、原料のロスも100分の1以下になった。」とのお喜びの声を頂きました。
お客様が想定されている範囲を超えて、それ以上の成果や提案を優秀な商品(加工技術)や豊富な経験や知識、アイデアでお困り事を解決する事が出来きます。